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2020.08.12
高圧ガス移動に係る防災訓練に参加しました
高圧ガス輸送中に想定される事故や災害に対して、迅速かつ的確な措置が行えるようにするための防災訓練が、2020年11月27日 周南市小川町の東ソー総合グランドにて行われました。
この訓練は県内にコンビナートがある周南・岩国・宇部・下関の4地区が毎年1回持ち回りで実施されており、今年度は周南市において、山口県、山口県高圧ガス保安協会、周南市消防本部、周南警察署、周南健康福祉センター、20社を超える民間企業の社員・職員総勢120名が参加し、塩素ガス、LPガス、アスチレンガスの防災訓練、酸素燃焼実験が行われました。弊社からも2名の乗務員が塩素ガス防災訓練に参加しました。
塩素ガス防災訓練は「液化塩素50kgボンベを積載した車両が交差点を右折中、前方より進行してきた大型トラックと接触し荷台からボンベが落下、衝撃によりボンベバルブが破損し毒性の塩素ガスが漏れ出し、通行人が塩素ガスを吸い込んで中毒症状を起こした」という想定で行われました。
弊社乗務員2名は、①落下したボンベのガス漏れ状況の確認、②クロレス散布による塩素ガスの中和、③交通遮断と避難広報活動、④消防署への救急車要請、⑤中毒者の救護、⑥消防署によって設置された指揮本部へのガス漏れ処置状況、中毒者の容態説明、⑦中毒者の元へ救急車誘導の役割を担いました。
その後、応援に駆け付けた防災事業所(東ソー社、東ソー総合サービス社)と関係機関(周南市消防本部、周南警察署他)が中和・除外作業を行い、完全に中和・除外が完了したことを確認後、パトカーによる交通遮断の解除と付近への安全広報を行い終了となりました。
今回この訓練に参加させて頂き、事故や災害時の初動対応がいかに重要であるかを改めて認識しました。理解しているつもりでも実際の災害にあうとパニックになる事があるので、常に訓練をしておくことが大切なのだと実感しました。また、多くの方々と連携しながら訓練が行えたことはとても有意義な経験となりました。
弊社は、毒性高圧ガスの他にも各種危険物、毒劇物製品の輸送を日常的に行っています。無事故・無災害を目標に、安全運転・安全作業を心掛けていますが、「もしも」の時には、今回の防災訓練の経験を活かし、迅速かつ的確な措置が行えるように備えていきたいです。
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